聴導犬啓発blog~聴導犬の授業 その1~
みなさんこんにちは
ドッグトレーナー専攻補助犬クラスの稲岡です
今回は26日にあった聴導犬の授業についてお話しさせていただきます
この授業では日本聴導犬協会の方々が来てくださり、私達は聴導犬についての勉強しています
まずは、一緒に歩くトレーニングをしました
ワンちゃんと歩くときリードを使うのは当たり前ですよね
しかし、聴導犬のユーザーさんは買い物にいくときも旅行に行くときも、ずっと聴導犬と一緒です
ユーザーさんは鞄や買い物袋で手がいっぱいになります
そんな状態でリードを持って歩くのは大変ですよね
だからこそ、聴導犬は速すぎず遅すぎない、ユーザーさんと同じスピードで歩く必要があります
もちろん、リードは使いますが、聴導犬がユーザーさんに合わせて歩くので、ユーザーさんは楽に歩くことができます
この授業では、実際に聴導犬と過ごしているユーザーさんや、聴導犬を希望していらっしゃる方も来られます
なぜ、聴導犬を希望されたのか、どんなことに困っていらっしゃるのか、お話をしてくださいました
家の中では、インターホンが鳴っても分からず、家にいたのに不在票が置いてあることがあるそうです
また、インターホンが鳴ればランプが光るそうなのですが、料理をしていたり洗濯物を干していたら気づかないそうです
お湯を沸かし、テレビを見ていて沸かしていることを忘れてしまい、水がなくなるまで火にかけすぎてしまうそうです
家の外でも、後ろから話かけていたのに、なぜ、無視をするのかと言われたり、クラクションに気づかずに歩いていて、怒鳴られることもあるそうです
目の不自由な方は白状を持たれていたり、体の不自由な方は車イスに乗られていますが、耳の不自由な方にはなかなか気づくことができません
音を知らせてくれるだけでなく、聴導犬が側にいることで、この方は耳の不自由な方なんだと気づいてもらえる
そういった理由でも聴導犬がいてくれると安心ですよね
今回はこの辺で
次回もお楽しみに~(◎´∀`)ノ
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