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2012年8月10日 (金)

オリンピックの選手頑張っていますね!

石田です。

毎夜、テレビでオリンピックを見ていて寝不足が続きます。このブログを書いている9日は、とくに寝ることができませんね。

陸上100mでは、やはりボルト選手が速くて、世界記録は9.58秒です。今回のオリンピックでも9.63秒を出していました。さすがですね。

では、動物界での最速の金メダルは、チータが時速100kmで走ることができることが良く知られています。

実際に調べてみた人がいまして、測定した記録は100mを5.8秒で走り、200mで9.6秒でした。300mや400mでは、さらに加速していきます。すごいですね。

走り高跳びでは、人類の世界記録は2.45mですが、動物界では、ユキヒョウの跳躍力がすごくて、6mも跳ぶことが知られています。

もっとすごい動物が身近なところにいまして、それは、水族館でイルカショーをしているイルカ達です。体重200~300kgのイルカが、何と水面から8mもジャンプします。プールの上につりさげられているボールに向かってジャンプをするのを見たことがあるかと思います。あれは6~8mもジャンプしているのですよ。

もうひとつ、ジャンプ力がすごい動物にノミ(蚤)がいます。20~30cmぐらいジャンプします。たったの30cmかと思われるかもしれませんが、ノミの大きさの体長と比較したら、自分の体長の200倍の高さをジャンプしていることになるのです。

もし仮にですよ身長175cmの人が身長の200倍ジャンプしたら、その高さは350mにもなります。スカイツリーの展望台までジャンプできることになります。もし、人間サイズのノミがいたら、展望台で景色を見ていたとき、下から急にノミが跳んできたらビックリしますよね。

実際には、そんな巨大なノミは体重が重くなって(3乗倍重くなる)、ジャンプは不可能ですけれどもね。

このことから考えたら体重が重いにもかかわらずハイジャンプするイルカ達はすごいですよね。

ところで、練習をしなくても、皆さんのジャンプ力を少しアップさせる方法があることを知っていますか?

それは、地球の赤道のところまで行ってジャンプすることです。御存知のように地球は自転しています。

赤道の位置は地軸からの距離(自転の回転半径)が最も長くなりますので、地球の外へ向かって掛かる力、すなわち遠心力が最大になります。

ここでは、重力から遠心力だけ引き算した値だけ体重が軽くなりますので、同じ力でジャンプしたら、少しですが高く跳べることになります。

計算すると体重60.0kgの人は、赤道では59.4kg(600gの減少)になります。600gの差はどのくらいジャンプを上げてくれるのでしょうね?

ちなみに、地球の自転を速くすると遠心力が大きくなり、体重はもっと軽くなります。また、回転半径のほとんどない南極や北極では遠心力が掛からないので、体重は軽くなりません。

ここまでの話は、すでに知っている方もいるかと思いますので、では、「キリンは泳げるのか?」という話は、いかがでしょうか?

Photo_3


この写真を見ると泳げるように思えますが、このときは川底に足が着いていて、泳いでいるのではなく川の中を歩いています。

キリンを足の届かない深いところに入れると下の図のようになります。

Photo_2
これは、日経サイエンスの2011年3月号に記載されていた記事ですが、簡単に説明すると、首が大きすぎて、体の前半が重くなり、水中では、浮力のバランスが取れないようです。泳ぐのは極めて苦手ということになります。

キリンは、首が長くなり、高い木の葉を食べることができる利点を得ましたが、水中では、不利になりました。

また、キリンは高い位置にある頭へ血液を送るため血圧がとても高いという特徴を持っています。でもこれは、水を飲むために頭を下げたとき高血圧によって頭に血が大量に入り込み、脳にとっては危険になります。

私達が長時間逆立ちを行ない頭に血が昇った状態と同じになります。もちろん脳を高血圧からある程度保護する仕組みをもっていますが、キリンにとって頭を下げることは、大変なことなのです。

「進化」は、良い面もあれば、悪い面も持ち合わせています。

私達の生き方においても、「ある部分を良くしようと特定のことだけを努力して偏った人間にになってもダメで、全体的にバランスよく発展させていくことが大事だ」とキリンが教えてくれていますね。

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