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2011年11月 3日 (木)

ヌートリア調査

石田です。

動物園・動物飼育専攻2年の学生達が、卒業研究にて、大阪城の堀に住み着いているヌートリアの生態調査を行っています。

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ヌートリアは、南米原産の動物であり、日本には生息していませんでしたが、第二次世界大戦の頃に毛皮を作るために南米から連れて来られ、養殖されていました。その毛皮は、零式戦闘機のパイロットが着ていた服の首襟の部分に使われていました。

今は、養殖されていませんが、当時、逃げ出したヌートリアが繁殖し増え、今も、各地の川や池に生息しています。いわゆる外来生物となっております。

大阪城のヌートリア調査の結果は、12月1日の卒業研究発表会で報告されますので、後日、また、ブログで紹介します。

今日の話は、もうかなり以前になりますが、ヌートリアの原産地である南米で野生動物調査をしたときに見た南米の動物達を紹介します。ちなみに、上記ヌートリアの写真は、その時に撮影した写真です。野生のヌートリアですが、人間を全然怖がらず、庭の中に入り込んできました。

南米の人達と言えば、皆、明るく陽気な楽天家であり、毎日お昼に必ず家に帰り、4時間ぐらいの昼寝(シエスタ)をして過ごし、のんびりとした生活をしています。これが、不思議なのですが、人間だけでなく南米の動物達も同じなのです。

イヌは放し飼いにされていて、自由に歩き回っています。人通りの多い道でも、大の字になって寝ているイヌを良く見ました。人も道の真ん中で寝ているイヌやネコを、気にすることもなく、普通に、またいで歩いていました。エビとか魚や他の動物においても、日本とは異なり、のんびりしてます。南米は、いろいろと不思議なところです。

Sh380198_7この写真は、8月の体験入学のときにOCAに来てくれましたピューマです。とてもおとなしkて、皆に覗かれても、不安がったり、怒ったりすることもなく、おとなしくしていて、大きなネコというような感じでした。

でもって、下の写真は、南米のパタゴニア地域で飼われていたピューマ(現地ではプーマと呼ばれています)です。

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見ての通り、鎖に繋がれていなくて放し飼いです。最初は、怖かったのですが、飼い主がプーマの喉のところを撫ぜるとネコのように喉をゴロゴロと鳴らすし、ネコのように体をすり寄せてきます。本当に、大きなネコでしたね。

それで、すぐに仲良くなりました。プーマは私に寄りかかって膝枕して寝てくれましたが、プーマの頭が重たくて、しばらくすると、足がしびれてきます。

ところで、このプーマは、治安の悪い南米でこその、番犬では役に立たないため、番プーマとして飼われていました。でも、こんなにおとなしいプーマが、強盗を追い払ってくれるか心配です。

ヌートリアやブラックバスは、日本では、外来生物ですが、では、アマゾン川やラプラタ川では、日本から持ち込まれたコイが外来生物でした。

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南米には、コイ科の魚類は生息していないはずですが、ところが、錦鯉や金魚がいっぱい泳いでいました。所が変われば、日本の魚が外来魚なのでした。写真の下の魚は、ドラードという現地の魚です。

畑にモグラのトンネルを巨大にした穴が多くありました。それは、アルマジロが掘ったトンネルでした。現地の農家にとっては、アルマジロは畑を荒らす巨大なモグラなのでした。

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他にも紹介したい動物達がいっぱいありますが、最後にペンギンンを紹介して終わりにします。

ペンギン達をよく観察すると、写真のペンギン群れの中に横になっているペンギンが写っています。また、ときどき群れの中に、酔っぱらいみたいにフラフラしていて、たまにパターンと背面から倒れ、仰向けになりバタバタともがいているペンギンがいます。

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これは、ペンギンの足元を良く観察していてわかったのですが、地面が冷たいので、足先や足裏を持ちあげて、足のかかとだけでバランスを取りながら立っている姿勢が原因でした。時々、不器用なペンギンンがバランスを崩して倒れているのでした。

不器用なペンギンンが集まっているところでは、1羽がバランスを崩すと、後ろのペンギンにぶつかり、そのペンギンもバランスを崩して倒れ、さらに、その後ろのペンギンが次々と倒れていくというように、ペンギンのドミノ倒しが起きていました。

タキシードを着た酔っぱらい達は、私達を笑わせてくれましたよ。

では、また。

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